No.042コーヒー豆
漂うように生きた先に辿り着いたライフワーク。それがコーヒー。
美味しいコーヒーは嫌な味と裏腹
「それぞれの豆があって、それぞれのフレーバーがある。仕入れる豆で味が変わるのはもちろん、焙煎の仕方でも全く違う印象になるのが面白い。」と、山本さん話します。でもそれ以上に面白いのは、「コーヒーの美味しいさは嫌な味と裏腹」だというところ。コーヒーはもともと豆だから、アクも雑味もあるのが当たり前。だからこそ、その「嫌な味」を減らしていくことが、山本さんの考える美味しいコーヒーへの道なのだとか。そしてその答えは「仕入れ」と「焙煎」にあると言います。「いいもの(豆)をダメにしてしまうのはとても簡単です。だからこそ、コーヒーは奥が深い。僕は、美味しいコーヒーを作ることへの挑戦を未だに続けています。」
いつでも「今日の1番」を
軽やか生きてコーヒーに流れ着いたというその印象とは裏腹に、山本さんの眼差しには美味しいコーヒーを探求する深みが宿ります。そんな山本さんが推す逸品は『コーヒー』。特定の銘柄ではなく「うちのコーヒーをお勧めしたいです。」と言います。仕入れた豆や焙煎によって味が変わるコーヒーであるからこそ、銘柄も煎り具合(浅煎りから深煎りまで)も特定せず、「今日の一番」を常にお店に置いておく。そんな山本さんの意気込みです。
大きな焙煎機で生豆の焙煎に打ち込む山本さんは、そのとても小さな窓から炎を見つめ、豆を見つめ、豆の種類や温度や時間などのデータを漏らさず記録していました。お店に並ぶコーヒー豆はすべて、こうして生まれています。
取材の最後に夢を尋ねると、「ポルシェが欲しい。小さい頃からの夢です。なぜかフェラーリじゃなくて、ポルシェ。」と笑った山本さん。けれどそのあとで、「でも、コーヒーはずっと続けていきたいですよ。」と、少し恥ずかしそうに付け足しました。
大きな焙煎機で生豆の焙煎に打ち込む山本さんは、そのとても小さな窓から炎を見つめ、豆を見つめ、豆の種類や温度や時間などのデータを漏らさず記録していました。お店に並ぶコーヒー豆はすべて、こうして生まれています。
取材の最後に夢を尋ねると、「ポルシェが欲しい。小さい頃からの夢です。なぜかフェラーリじゃなくて、ポルシェ。」と笑った山本さん。けれどそのあとで、「でも、コーヒーはずっと続けていきたいですよ。」と、少し恥ずかしそうに付け足しました。
写真・取材・文 MiNORU OBARA
店舗情報
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店名
Bag Town Coffee
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住所
〒730-0036 広島県広島市中区袋町2-1柳田ビル
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連絡先
082-246-0660
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営業時間・
定休日【営業時間】11:00~19:00
【定休日】無休 -
Instagram
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