No.059「COSTARICA Los Robles」のフレンチプレスコーヒー

「COSTARICA Los Robles」のフレンチプレスコーヒー

スッキリとした飲み口の浅煎りコーヒー

街で唯一のコーヒーショップ

広島出身の店主・長坂達也さんが、4年間修行した福岡の「BASKING COFFEE」の2号店、「BASKING COFFEE HIROSHIMA」を2020年5月宇品神田でオープンしました。大きな窓が目印、古材でリノベーションされた趣のある店内にコーヒーの香りが漂っています。長坂さんが一人で切り盛りするコーヒーショップは、開店時間から、近所のおばあちゃんや、子ども連れのママ、コーヒー好きの男性客など、様々なお客様がひっきりなしに来店し、接客やコーヒーを淹れるのに大忙しです。そんな中でも、コーヒー豆の種類や抽出方法に至るまでの説明を怠ることはありません。店内でコーヒーを飲むだけでなく、お家でもコーヒーを楽しんでもらいたいと、広島店オリジナルブレンドのコーヒー豆や様々な産地のコーヒー豆、コーヒーを淹れるのに必要な道具まで取り揃え、お家で気軽にコーヒーを淹れられるようアドバイスもしています。

アパレル業界からコーヒーの世界へ

10年以上アパレル関係の仕事をしていたと話す長坂さん。転勤で福岡に異動になった頃、会社員生活も長くなり、将来は自分で商売をしてみたいと思い立ち、「大好きなコーヒーを仕事にしたい。いずれ地元広島でコーヒーショップを開きたい。」と退職、そのまま福岡へ留まり、お客さんとして通っていた「BASKING COFFEE」に入社しました。バリスタとして様々なスキルを習得しながら、広島でコーヒーショップを開くため、まずは広島でイベント出店をスタート。2019年「広島コーヒーフェスティバル」を主宰した事をきっかけに、2019年9月「KIRO 広島 by THE SHARE HOTELS」のオープンから1Fのドリンクスタンド“cicane-liquid stand”で月に1回、4日間限定でバリスタとしてコーヒーを淹れていたそう。福岡から広島に出張出店する際、物件探しなどもあわせて行いながら、やっと希望の物件に出会い、福岡の「BASKING COFFEE」の2号店として「BASKING COFFEE HIROSHIMA」を念願の地元広島でオープンしました。

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「BASKING COFFEE」のこだわり

BASKING COFFEE のオーナーが、2016年から毎年コスタリカの農園に直接コーヒー豆を買い付けに行き、その生豆を福岡店で焙煎して商品化した「COSTARICA Los Robles」。毎年通う事によって、お互い顔を見てコミュニケーションをとることで、様々なオーダーに対応してもらえるような信頼関係を築いています。農園主のレオさんの顔イラストがパッケージになっており親しみを感じるデザイン。今後は、他のコーヒー豆の産地の農園にも直接買い付けに行って、農園主の顔イラストシリーズを増やしていきたいとの夢もあるとか。去年コスタリカに行った際、カカオ豆も一緒に買って帰り、このカカオでオリジナルのチョコレートを作ろうと、鹿児島のチョコレートの会社にオーダーし、出来上がった「Kiitos×Basking Coffee コスタリカチョコレート」の原材料は、厳選したカカオ豆ときび砂糖だけ。コーヒーと合わせてギフトにもおすすめ。常に新しい縁を大事にしながら、新商品を生み出しています。

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コーヒー豆に合わせた抽出方法

BASKING COFFEEのイチオシの「COSTARICA Los Robles(コスタリカ ロスブレス)」のコーヒー豆は、フレンチプレスで抽出するのがおすすめだそう。ドリップするより、コーヒー豆の油分も一緒に味の深みも出て、コーヒー豆本来の味を堪能できます。「お湯を注いで4分待つだけなので、コツを少し知っておくだけで、お家のコーヒーが格段とレベルアップしますよ。」と長坂さん。今までコーヒーを飲む習慣がなかった人でも、もっと気軽にコーヒーを楽しむ人が増えてほしいとの思いを込めて日々接客をしている長坂さんは、店頭で飲むコーヒーだけでなく、家での淹れ方までしっかりアドバイスしてくれるので、来店をきっかけにコーヒーにハマるお客様も増えているのだとか。広島では珍しいフレンチプレスのコーヒーを味わってみませんか。

写真 山本興 / 取材・文  三宅真理子

店舗情報

写真:「COSTARICA Los Robles」のフレンチプレスコーヒー

「COSTARICA Los Robles」のフレンチプレスコーヒー

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