No.126RuByのオーダーレンタルドレス

RuByのオーダーレンタルドレス

あなたのために仕立てたドレスを気軽にレンタル

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日常にない衣装をオーダーメイド

ダークブラウンの床板が張られたレトロな空間に、大きな木のテーブル、鉄骨を露出させた高い天井。壁面にはドレスが並び、棚には布地が層になって収まっています。ここは、オーダーメイドでウェディングドレスを仕立てる久良友美さんのアトリエです。
着る人の希望を直接聞き、デザインから縫製まで全て一人で行う、フルオーダー。「貸衣装店でお好みのドレスに出合えなかったお客さまや、雑誌や映像で見たドレスが着たいなどのご相談でも、しっかり希望を聞いてイメージに合ったドレスをつくります」。
オーダーメイドが中心ですが、レンタルも行っています。また、イベントコスチュームやステージ衣装などの製作も得意。「日常にないもの・手に入りにくいものをつくるのが私なりのミッション。ご希望に合わせてつくります」。

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着る人の顔が見える服づくりをしたい

実家が手芸店と仕立て屋をしていたことから、子どもの頃から自然に服づくりをしていたという久良さん。服飾デザイナーを目指して大阪に進学するも中退し、古着屋を開業。1年半ほどアパレル会社を経て、27歳のときにカットソーの製造を始めます。でも、自分でデザインした服が売れて楽しかったのは最初だけ。「着る人が見えないまま、ウケのよい服を工場で大量生産するというのが苦痛になってきたんです」。
そのころ、ドラァグクイーンの衣装製作を頼まれました。高い美意識と厳しい要求があり、「絶対に妥協しないんですよ。私もそれに応えたい。互いにあきらめずに、何度もつくり直しました」と振り返ります。「でも、着る人と一緒にとことん考えてつくり上げ、ステージで着て喜んでもらえたことは、それまで味わったことがない喜びでした」。着る人の顔が見える服をつくりたいと、久良さんは事業を整理し、広島に帰って始めたのがウェディングドレスのオーダーメイドでした。

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着る人に寄り添い、同じゴールを目指して

「着てみたいけど、似合わない」というのは大抵は思い込みなんだそう。「背が低いからマーメイドラインは似合わないと避ける人もいますが、既製の服が合わないだけで、ウエスト位置や曲線など体型に合わせれば大丈夫。さらに生地の質や肌に合う色を選べば、似合わない服はそんなにありません」。言い換えると「好きな服、似合う服が既製品で手に入るなら、わざわざオーダーしなくていい」というのが久良さんの考え。「オリジナルであることよりも、好きなこと・似合うことが重要。でも、なければ自分に合わせてつくるのはおすすめです。着たときに自然と笑顔になりますからね」。
ドレスをつくるときは、会ったときの印象や洋服・持ち物からも好みの世界観を汲みとります。「クラシック、アンニュイ、個性的…など、求める雰囲気もいろいろ。着る人と、見ているゴールが一緒でなければいけないんです。難しいけど、私自身とても大切にしていることだし、そこが楽しい部分ですね」。

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レンタル気分のオーダーメイド

オーダードレスを3カ月間楽しんだ後に、RuByで引き取るオーダーレンタルというプランを逸品に。オーダーメイドのドレスは、つくる過程もウェディングの一部として楽しめるのが魅力。つくったドレスは思い出の衣装として手元に置いておく人も多いです。とはいえ、やっぱり置き場所に困る…という現実の課題に、オーダーレンタルが便利です。また、海外挙式の人や、勤務地と出身地などで複数回披露宴をされる人、パーティにも着たい人など、何度も着たい人にとってもうれしいプラン。レンタルドレスを自分のためにオーダーメイドでつくってくれる、という感覚に近いかもしれません。「お客さま一人ひとりで好みや体型も違い、結婚式のあり方もそれぞれなので、いろんなお話をうかがいながら一緒にドレスをつくっていくのが本当に楽しい。結婚式までの大切な時間を共有させていただけることをありがたく感じています」。久良さんと一緒にドレスづくりから結婚式を楽しんでみては。

写真・取材・文 上内かなえ

店舗情報

写真:RuByのオーダーレンタルドレス

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