No.140漆器
伝統を受け継ぎ 進化する漆器
伝統を受け継ぎ進化させたい
20歳から7年間過ごした京都時代、尚也さんには二人の師がいました。その偉大な先人の言葉が今でも心に残っていると言います。
一人の師は「仕事が人を呼ぶようでないといけない。」と言い、職人の心意気を背中で見せてくれました。見る者を圧倒し、その仕事が新しい依頼を呼ぶ程の並外れた仕事を心がけるべしという職人魂です。
もう一人の師は、「固定観念を持つな」という自由な発想を教えてくれました。こだわりが強すぎると型にはまった物しか作れなくなる、既存の枠にはまり過ぎてはいけないよ、と。
最高水準の仕事をしつつ、固定概念を崩す。この二人の先人の教えが尚也さんの背中を押してきました。先人の技と想いがあって、今の自分がある。そして伝統を受け継ぐことも大切だけど、更に進化させるのも今を生きる自分の役目かもしれない。“伝統技術を継承し、新しい形で表現したい。”尚也さんの作品はこれからも進化し続けます。
一人の師は「仕事が人を呼ぶようでないといけない。」と言い、職人の心意気を背中で見せてくれました。見る者を圧倒し、その仕事が新しい依頼を呼ぶ程の並外れた仕事を心がけるべしという職人魂です。
もう一人の師は、「固定観念を持つな」という自由な発想を教えてくれました。こだわりが強すぎると型にはまった物しか作れなくなる、既存の枠にはまり過ぎてはいけないよ、と。
最高水準の仕事をしつつ、固定概念を崩す。この二人の先人の教えが尚也さんの背中を押してきました。先人の技と想いがあって、今の自分がある。そして伝統を受け継ぐことも大切だけど、更に進化させるのも今を生きる自分の役目かもしれない。“伝統技術を継承し、新しい形で表現したい。”尚也さんの作品はこれからも進化し続けます。
日常で使って欲しい 優しい手触りの漆器
今回逸品として選んでいただいたのはこちらの漆器。実は、ラップやヒップホップミュージックが好きな尚也さん。
「この漆器の模様は黒人ラッパーグループ、“ア・トライブ・コールド・クエスト”のジャケットみたいな雰囲気なんです(笑)」。漆で幾何学模様を描きました。尚也さんらしい、遊び心のある作品です。
漆器と言うとちょっと敷居が高く、特別な日に使うという印象かもしれません。でも、漆製品は日々使うことで良さが分かり、表面に艶も出て自分色に育つので、毎日使ってもらいたい物だそうです。そして、もしも傷や割れが生じても、全く傷が分からない所まで修復できる、世界に誇る“サスティナブル”な製品なのです。
自然から分けてもらった木と漆を大切に使い、繋がりに感謝する“丁寧な暮らし”って、ちょっと素敵ですよね。心豊かな時間を増やしたい方は、是非手に取ってみてくださいね。漆の肌触りのよさにきっと感動しますよ。
「この漆器の模様は黒人ラッパーグループ、“ア・トライブ・コールド・クエスト”のジャケットみたいな雰囲気なんです(笑)」。漆で幾何学模様を描きました。尚也さんらしい、遊び心のある作品です。
漆器と言うとちょっと敷居が高く、特別な日に使うという印象かもしれません。でも、漆製品は日々使うことで良さが分かり、表面に艶も出て自分色に育つので、毎日使ってもらいたい物だそうです。そして、もしも傷や割れが生じても、全く傷が分からない所まで修復できる、世界に誇る“サスティナブル”な製品なのです。
自然から分けてもらった木と漆を大切に使い、繋がりに感謝する“丁寧な暮らし”って、ちょっと素敵ですよね。心豊かな時間を増やしたい方は、是非手に取ってみてくださいね。漆の肌触りのよさにきっと感動しますよ。
写真 MiNORU OBARA / 取材・文 日高愛子
店舗情報
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店名
株式会社高山清
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住所
〒730-0033 広島市中区堀川町2-17(仏壇通り)
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連絡先
082-241-5058
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営業時間・
定休日【営業時間】10時~16時
【定休日】お盆・正月 -
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