No.154砂谷コッコ村の平飼い有精卵
愛情を目一杯受けて育った鶏がくれる至福の卵
鶏の恩返し
さらに紀幸さんは、「何が入っているか分からないものを鶏に食べさせるわけにはいかない。」と、畑を耕し始めます。紀幸さんは自ら耕した畑で化学肥料や農薬を使うことなく育てた野菜を発酵させて鶏のエサを作ってしまったのです。そんな恵みを存分に味わって、『砂谷コッコ村』の鶏たちは元気に大らかに育ちます。鶏舎の横と道路を渡った向こう側に広がる畑で採れた新鮮な野菜は、今でこそマルシェや市場で私たちも買うことができますが、もともとは鶏のために育てられた愛の結晶だったのです。
愛情に囲まれてお日様の下で育つ鶏は、濃厚で栄養満点の卵を産んでくれます。箸でつまみ上げることができるほどの弾力を持つ卵黄と、旨味たっぷりの卵白。『砂谷コッコ村の平飼い有精卵』は、他のどんな卵よりも味わいが深く、食卓に幸せをもたらしてくれます。それはまるで鶏たちの、紀幸さんと由恵さんから受けた惜しみない愛情への恩返し、のようにすら思えます。
愛情に囲まれてお日様の下で育つ鶏は、濃厚で栄養満点の卵を産んでくれます。箸でつまみ上げることができるほどの弾力を持つ卵黄と、旨味たっぷりの卵白。『砂谷コッコ村の平飼い有精卵』は、他のどんな卵よりも味わいが深く、食卓に幸せをもたらしてくれます。それはまるで鶏たちの、紀幸さんと由恵さんから受けた惜しみない愛情への恩返し、のようにすら思えます。
ノリゴロウ王国
「人生、いつ何が起こるかわからない。」と、2015年に脱サラを決意し、素人同然の状態で養鶏の世界に飛び込んだ紀幸さん。妻の由恵さんは「この人は本当に“ノリゴロウ王国”を造ってしまった。」と冗談めかして笑います。それでも今から6年前に「やりたいことをやってみればいいよ。いざとなったらふたりでアルバイトでもしよう。」と背中を押したのも由恵さんでした。
すべてがゼロからのスタート。耕作放棄地の草刈り、鶏舎と、庭を囲む大きな網の築造、畑作り、すべてを自らの手で行った紀幸さんと由恵さんは「地域の方々の助けや見守りのおかげでここまで来れたんです。」と目を細めます。今では鶏舎も庭も畑も増設を重ね、どんどん広がっています。
「鶏は、可愛いですよ。」と微笑む紀幸さん。のんびりとした紀幸さんの語り口からは、動物への抑えきれない愛情が溢れます。そんな紀幸さんの傍らで「次にきた時は、もしかしたらヤギがいるかもしれませんよ。」と笑う由恵さん。二人三脚、とてもお似合いのふたりです。
青空と太陽と山と土に囲まれたノリゴロウ王国は、まだまだ絶賛拡大中。今日も王国の上に広がる大きな空には、優しいお父さんとお母さんと、元気な鶏の声が響きます。
すべてがゼロからのスタート。耕作放棄地の草刈り、鶏舎と、庭を囲む大きな網の築造、畑作り、すべてを自らの手で行った紀幸さんと由恵さんは「地域の方々の助けや見守りのおかげでここまで来れたんです。」と目を細めます。今では鶏舎も庭も畑も増設を重ね、どんどん広がっています。
「鶏は、可愛いですよ。」と微笑む紀幸さん。のんびりとした紀幸さんの語り口からは、動物への抑えきれない愛情が溢れます。そんな紀幸さんの傍らで「次にきた時は、もしかしたらヤギがいるかもしれませんよ。」と笑う由恵さん。二人三脚、とてもお似合いのふたりです。
青空と太陽と山と土に囲まれたノリゴロウ王国は、まだまだ絶賛拡大中。今日も王国の上に広がる大きな空には、優しいお父さんとお母さんと、元気な鶏の声が響きます。
写真・取材・文 MiNORU OBARA
店舗情報
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店名
砂谷コッコ村
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住所
〒738-0513 広島市佐伯区湯来町伏谷633-2
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連絡先
sagotanicocco@gmail.com
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営業時間・
定休日【営業時間・定休日】instagramをご参照ください
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Instagram
砂谷コッコ村の平飼い有精卵