No.024MUGEN MUSOU「Hiroshima Like」
飾りたくなるけん玉
保育士を諦めて木工の道へ
がっしりとした体格の持ち主の岩田知真さん。高校時代は山岳競技で国体に出場、ロッククライミングもかなりの腕前で、ドラコン※に至ってはプロとしてツアーにも出場しているといいます。そんな岩田さんですが、実はなりたかった職業は保育士だったというのは知る人ぞ知る話。「父に猛反対されて諦めましたけど、ピアノ教室にも通ったし、託児所で子どもの遊び相手をしたりもしました」。聞けば聞くほど、どんな人なのだろうと岩田さんという人物に興味が湧きます。
「小学生の頃に父がイワタ木工を設立して、胎毛筆や熊野筆の軸を作っていました。僕は小学生の頃から休日には加工作業を手伝っていました。嫌になって逃亡したこともあります（笑）」それでも高校、大学までずっと家業を手伝い続けたそう。「おかげで木のことは大抵わかるようになりました。中途半端は嫌い。やるならとことんやるという性格かも」。そんな岩田さんの性格は、社長業を引き継いだ後、いかんなく発揮されることになります。
※ ドライビングコンテスト。ドライバーを使って、フェアウェイを捉え、どれだけ遠くに飛ばせるかを競うゴルフ競技のひとつ。
「小学生の頃に父がイワタ木工を設立して、胎毛筆や熊野筆の軸を作っていました。僕は小学生の頃から休日には加工作業を手伝っていました。嫌になって逃亡したこともあります（笑）」それでも高校、大学までずっと家業を手伝い続けたそう。「おかげで木のことは大抵わかるようになりました。中途半端は嫌い。やるならとことんやるという性格かも」。そんな岩田さんの性格は、社長業を引き継いだ後、いかんなく発揮されることになります。
※ ドライビングコンテスト。ドライバーを使って、フェアウェイを捉え、どれだけ遠くに飛ばせるかを競うゴルフ競技のひとつ。
美しさの裏付けは精度の高さ
イワタ木工が作るけん玉のクオリティの高さは今や、世界中のけん玉プレイヤーが認めるところ。高度な技を決めることができるけん玉は、ボディバランスに優れ、精度が高いことが条件。「うちのけん玉の誤差はプラスマイナス0.2ミリ。1ミリの誤差はざらという世界で、それは画期的なことだったんです」。
精度の高さ、それはつまりオブジェとして飾れるほどの美しさだと岩田さんはいいます。「美しさというのは感性的な捉え方をされがちですが、人が美しいと思うのは精度という裏付けがあってこそなんです」。とことん精度にこだわったものづくりが実を結び、2017年以降、パリで開催される「メゾン・エ・オブジェ」に毎年出展。「フランク・ミュラー」など数々の高級ブランドとのコラボ作品を発表し、ハイセンスなインテリアオブジェとしてのけん玉の地位を確立してきました。
精度の高さ、それはつまりオブジェとして飾れるほどの美しさだと岩田さんはいいます。「美しさというのは感性的な捉え方をされがちですが、人が美しいと思うのは精度という裏付けがあってこそなんです」。とことん精度にこだわったものづくりが実を結び、2017年以降、パリで開催される「メゾン・エ・オブジェ」に毎年出展。「フランク・ミュラー」など数々の高級ブランドとのコラボ作品を発表し、ハイセンスなインテリアオブジェとしてのけん玉の地位を確立してきました。
子どもの目を輝かせるけん玉づくりを目指して
「最終的には木材製品の価値を上げることが目標」そう語る岩田さんがここまでけん玉の精度にこだわるようになったのには、あるきっかけがありました。
それは地元で開催されたあるけん玉大会で、目を輝かせながらけん玉をする子ども達の姿を目の当たりにした時、保育士を目指すほど子どもが好きだった岩田さんは、「技が決まった時にこそ子どもの目は輝く。妥協せずにちゃんとしたものづくりをしなければ」と強く思ったといいます。
「技が決まらなければ面白くないし、面白くなければけん玉の文化は廃れてしまいます。チェスもけん玉のような遊び道具ですが、チェスは文化になっているでしょう？ そしてインテリアオブジェにもなります」。
それは地元で開催されたあるけん玉大会で、目を輝かせながらけん玉をする子ども達の姿を目の当たりにした時、保育士を目指すほど子どもが好きだった岩田さんは、「技が決まった時にこそ子どもの目は輝く。妥協せずにちゃんとしたものづくりをしなければ」と強く思ったといいます。
「技が決まらなければ面白くないし、面白くなければけん玉の文化は廃れてしまいます。チェスもけん玉のような遊び道具ですが、チェスは文化になっているでしょう？ そしてインテリアオブジェにもなります」。
岩田さんの逸品／MUGEN MUSOU「Hiroshima Like」
精度が高く、美しいけん玉を目指して開発されたのが、今やイワタ木工の代名詞ともいえるけん玉のブランド「MUGEN MUSOU」です。
今回、逸品に選んだのはその「MUGEN MUSOU」のベーシックモデルといえる「Hiroshima Like」。
まず一目見て驚いたのが、鏡面塗装された玉の美しさ。表面がつるんとして、ガラスのような光沢感があり、その輝きは木製だとはにわかに信じられないほど。
剣の素材はヨーロッパ産のブナ。寒い地域で育っているので木目が詰まっていて強度が高いのが特徴。重さのバランスもよく耐久性も高いそうですが、何より音の響きがとても良いとのこと。玉の素材は中国山地産の山桜。表面は柔らかだけど芯は強く、ブナとの相性も良いことから選ばれました。色は広島ゆかりの３色が用意されています。プレイ用としてはもちろん、インテリアオブジェにもなる逸品です。
＜Momiji Red＞
宮島の鳥居をイメージした朱色と、紅葉の赤
＜Peace Green＞
新緑の大地と、平和への願いを込めた緑
＜Setouchi Blue＞
瀬戸内海のゆたかな資源と、穏やかな波がきらめく青
今回、逸品に選んだのはその「MUGEN MUSOU」のベーシックモデルといえる「Hiroshima Like」。
まず一目見て驚いたのが、鏡面塗装された玉の美しさ。表面がつるんとして、ガラスのような光沢感があり、その輝きは木製だとはにわかに信じられないほど。
剣の素材はヨーロッパ産のブナ。寒い地域で育っているので木目が詰まっていて強度が高いのが特徴。重さのバランスもよく耐久性も高いそうですが、何より音の響きがとても良いとのこと。玉の素材は中国山地産の山桜。表面は柔らかだけど芯は強く、ブナとの相性も良いことから選ばれました。色は広島ゆかりの３色が用意されています。プレイ用としてはもちろん、インテリアオブジェにもなる逸品です。
＜Momiji Red＞
宮島の鳥居をイメージした朱色と、紅葉の赤
＜Peace Green＞
新緑の大地と、平和への願いを込めた緑
＜Setouchi Blue＞
瀬戸内海のゆたかな資源と、穏やかな波がきらめく青
写真 加藤郁夫 / 取材・文 イソナガアキコ
店舗情報
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店名
イワタ木工
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住所
〒738-0202 広島県廿日市市峠245
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連絡先
0829-74-1558
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営業時間・
定休日Open: 月–金曜日 / 9:00 – 17:00
Close: 土・日曜日・祝日 -
HP
-
オンライン
ショップ -
応援チケット使用可能店舗
応援チケットを使用される場合は、下記店舗でご利用ください。
【店舗名】Kendama Shop yume.
【Address 】 〒738-0013 広島県廿日市市廿日市2-3-10
【Tel】 0829-30-8755
【Open】 水–日曜日・祝日 / 10:00–19:00
【Close】 月・火曜日
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けん玉プレイ用のスペースも確保しておりますので、購入してすぐにプレイを楽しむことができます。
また、けん/皿胴/紐のカスタマイズなども承っております。
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