No.044フラワーボトル

フラワーボトル

オーダーメイドでつくるフラワーボトル

2人ではじめたフラワーショップ

安佐北区落合南にあるフラワーショップ「Filer du Felicite 侘」。一歩足を踏み入れると、たくさんの生花やドライフラワー、壁一面に個性的なリースが飾られている。フラワーアーティストの旗生悠さんは、10年ほどお花屋さんで働いた後、フラワープランナーの河野和広さんとともに2016年に「Filer du Felicite 侘」をスタート。オープン当初は、生花、観葉植物などの定番アイテムを中心に取り扱っていたが、4年の年月を経て、生花に加え、ドライフラワーやプリザーブドフラワー、リースやフラワーボトルなど、お客様のオーダーに合わせて、様々なスタイルのお花を取り揃える形に変化していったそう。フルオーダーで作る個性的なフラワーアレンジメントは、よりよいものを提供したいので、予約制にしているそう。

こだわりの花カルテを添えて

完全オーダー制で、予約の際に“花カルテ”にぎっしり書き込みながら、お客様の希望や贈られる相手様の情報をしっかりヒアリングし、用途に応じて様々な提案をしているそう。「去年の結婚記念日にはどんなお花を贈ったかな?」と贈り主が忘れてしまっていても、この“花カルテ”を活用することで、「去年はこのようなアレンジメントだったので、今年はこのようなアレンジメントはいかがですか?」との提案もできるので、喜んでいただけているそう。オーダーで制作したお花の写真を配送前にメールで送ってくれるサービスも。お客様へお渡しする際も、使用した花の種類を書き出した“花材表”、ギフトの用途にあわせた“花言葉”、“花の管理方法”の3枚のカードをつけて、とっておきの花束を長く楽しんでもらいたいという細かな心遣いが感じられる。

合言葉は、『LOVE&SMILE』

お店のこだわりは、「愛と笑顔です!」と旗生さん。スタッフみんなで、満面の笑顔で接客や仕事をするように心がけているそう。お客様に寄り添い、想像している以上のものを体現したいと、接客やお客様へのサービスも「あたりまえのことをあたりまえにしているだけです。」と話す笑顔も満点。お花を楽しんでもらえるよう思いを込めた細やかなホスピタリティは、お客様の記憶に残っていくだろう。絶やさぬ笑顔や英気を養うため、年に2度、1カ月の夏休みと2週間の冬休み、スタッフ全員で長期休暇を取っているそう。普段の定休日は、フラワーアレンジメントに加え、出張生け込みやワークショップなど忙しくしているため、長期休暇でしっかりリフレッシュすることで、さらにお花と向き合えるとか。仕事へのモチベーションを高める新しい働き方をいち早く実践していて、なんとも羨ましい。

お花がギュっと詰まったフラワーボトル

店主2人のおすすめはフラワーボトル。花の密度がとにかく詰まっていて、年月がたってもスカスカになってしまわないように工夫をしているのだとか。フルオーダーで制作するフラワーボトルは4サイズからオーダー可能。お祝いで贈られる事も多く、インテリアにも合うよう、どういうイメージの色合いを希望するかなど、細かくヒアリングして制作をするフラワーボトルは、約5年も楽しめる人気アイテムなのだそう。コロナ禍による自粛の中で、生活やインテリアのアクセントにお花を取り入れるお客様も多く、今までお花を買う機会のなかった方にも、もっと気軽に楽しんでもらえるようにしていきたいと話す旗生さん。ハレの日も、なんでもない日常もボトルいっぱいのお花で生活を彩ってほしいとの思いを込めて、フラワーボトルをギフトにしてみませんか。

写真 山本興 / 取材・文  三宅真理子

店舗情報

写真:フラワーボトル

フラワーボトル

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