No.065オーバル深皿
経年変化を楽しむ木のうつわ
暮らしの傍らにあるモノをつくる
齋藤さんにとって、モノづくりとは何か。それは、「日々の暮らしの中で必要なもの、こういうのがあったらいいよね、と思うものを作ること」だといいます。そして、そうしたモノづくりへの向き合い方は、お父様による影響が大きいのだそう。
「父は必要と思った物はなんでも作るし、作ることができるんです。物を作るという技術でいえば、僕なんて父の足元にも及ばない」。
実は「M.SAITo Wood WoRKs」の工房は、お父様が営むステンレス加工の工場の敷地内にあります。大手電機メーカーに勤めていた齋藤さんは31歳の時に木工職人を目指して脱サラ、広島に帰郷しました。その時、お父様が斎藤さんにかけた言葉は、「自分で好きなようにやれや」という一言だけだったそう。
「父もこの工場を一人で立ち上げて、今も一人で好きにやっている。僕らは“似た者同士”の親子なんです」。
齋藤さん自身も高校生になる息子の父親。「子育てって本当に悩ましいですよね。後悔と反省ばかり」。普段は職人らしくとても落ち着いた印象の齋藤さんが、子どもの話になった瞬間、ちょっと悩める父親の表情に。そんな、人間味あふれる一面も見れて、最後はちょっとほっこりしました(笑)。
「父は必要と思った物はなんでも作るし、作ることができるんです。物を作るという技術でいえば、僕なんて父の足元にも及ばない」。
実は「M.SAITo Wood WoRKs」の工房は、お父様が営むステンレス加工の工場の敷地内にあります。大手電機メーカーに勤めていた齋藤さんは31歳の時に木工職人を目指して脱サラ、広島に帰郷しました。その時、お父様が斎藤さんにかけた言葉は、「自分で好きなようにやれや」という一言だけだったそう。
「父もこの工場を一人で立ち上げて、今も一人で好きにやっている。僕らは“似た者同士”の親子なんです」。
齋藤さん自身も高校生になる息子の父親。「子育てって本当に悩ましいですよね。後悔と反省ばかり」。普段は職人らしくとても落ち着いた印象の齋藤さんが、子どもの話になった瞬間、ちょっと悩める父親の表情に。そんな、人間味あふれる一面も見れて、最後はちょっとほっこりしました(笑)。
齋藤さんの逸品/オーバル深皿
今回、齋藤さんが選んでくれたのは「オーバル深皿」。「M.SAITo Wood WoRKs」の作品は一つひとつが手彫りなのでどれもが唯一無二。このオーバル深皿ももちろん1点物ですが、同じタイプの製作が可能とのこと。(その場合、彫りやサイズが多少異なることもあります)
実際にこのオーバル深皿でカレーをいただいたのですが、お料理を盛り付けるのにちょうど良いサイズ感で、使い心地も抜群でした。また木のうつわとしては珍しい白色も、お料理の見映えを良くしてくれるので重宝しそうです。
ちなみに亀裂が入ったり、欠けてしまった木のうつわは、漆を塗ったり、麻布を被せて漆で固めることで補強できるとのこと。「M.SAITo Wood WoRKs」では、そうした修理は全て無償で行なっています。
毎日の食卓を彩るとっておきの一枚を、「M.SAITo Wood WoRKs」で見つけてみてはいかがでしょう。
実際にこのオーバル深皿でカレーをいただいたのですが、お料理を盛り付けるのにちょうど良いサイズ感で、使い心地も抜群でした。また木のうつわとしては珍しい白色も、お料理の見映えを良くしてくれるので重宝しそうです。
ちなみに亀裂が入ったり、欠けてしまった木のうつわは、漆を塗ったり、麻布を被せて漆で固めることで補強できるとのこと。「M.SAITo Wood WoRKs」では、そうした修理は全て無償で行なっています。
毎日の食卓を彩るとっておきの一枚を、「M.SAITo Wood WoRKs」で見つけてみてはいかがでしょう。
写真 加藤郁夫 / 取材・文 イソナガアキコ
店舗情報
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店名
M.SAITo Wood WoRKS
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連絡先
090-4697-4919
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HP
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Instagram
-
オンライン
ショップ
オーバル深皿