No.079アイシングクッキー

アイシングクッキー

もらった人が笑顔になるアイシングクッキー

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子供の頃からお菓子作りが好きでした

アイシングラボの小田由美子さんは可愛らしくふんわりとした雰囲気の女性です。2014年からアイシングクッキー作りを教えるワークショップを始められました。由美子さんは子供の頃からお菓子が大好き。「お母さんとおばあちゃんがよくお菓子を作ってくれました。だからうちにはケーキ型や道具があって、私も自然とお菓子作りをしていました。」とにこにこ話してくれる由美子さん。小学校から帰ったら、「今日は何を作ろうかなぁ」と買ってもらったお菓子本を眺め、お菓子が焼けるまでオーブンの前でワクワクしている…そんな可愛らしい女の子は、高校卒業後パティシエの道に進むことを決めました。製菓専門学校を出て、ケーキ屋やカフェでパティシエとして活躍。その後、ご結婚を機に働き方が変わったことで自分の時間ができ、何をしようかなと思案していた時…その後の展開を決定づける出会いがありました。

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イメージが覆った、可愛いアイシングクッキー

ある時、たまたま見ていたテレビ番組に“クッキーボーイ”というアイシングクッキーの作り手さんが出演されていました。「え、こんなアイシングクッキーがあるの!?」と驚いた由美子さん。今まで学校などで見てきた“アイシング”は結婚式のダミーケーキのデコレーションに使う、鑑賞用で厳かなイメージだったからです。クッキーボーイさんが作るアイシングクッキーはとってもおしゃれでカラフルで、食べられる! もらった人はきっと嬉しいだろうなあ。私も作ってみたい! と思った由美子さん。
当時は教えてくれる教室もあまりなかったため、クッキーボーイさんの本を手に入れ、本を見ながら作ってみることから始めます。ハートや星やアヒル…形も可愛く、ぷっくりと立体的なデコレーションのクッキーが出来上がりました。友達にプレゼントしたらとっても喜ばれ、大好評! 次第に、友人から「私も作ってみたい」という声が上がり始めます。

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自宅からアイシングクッキー教室が始まりました

友達からの要望があって自宅で教室を始めた由美子さん。初めはお友達や知り合いに教えていましたが、何度か教室に通われていた方から「イベントに出てみない?」と声がかかります。そこで“アイシングラボ”を立ち上げてイベントに出店すると、キュートなアイシングクッキーはたちまち注目を浴びて「今度はうちのカフェでワークショップしませんか?」という声が次々とかかるようになります。
教室には女性のみならず男性や幅広い年齢の方がいらっしゃいます。7年の活動の中で、途中様々なことがありましたが、自分のペースで楽しく続けています。気づけば、沢山の方にご縁があり、周りの方々に支えられています。「集中あり、わいわいした時間ありのワークショップは楽しいですよ。」少女みたいな笑顔で由美子さんはそうおっしゃいます。

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可愛くて美味しいアイシングクッキー

今回、目の前でアイシングクッキーをデコレーションしていただきました。アイシングクッキー作りはまずベースとなるクッキーを焼くところから始まります。ダイヤ、星、王冠など、クッキー型は手作りです。厚みのあるクッキー生地は、バターがたっぷり使われています。アイシングクリームは粉糖と卵白を混ぜたものに、食用色素で色を付けたもの。柔らかめのクリームを塗った上に固めのクリームを搾り、デコレーション。乾くと完成です!
結婚式、お誕生日、ご出産のお祝いにプレゼントされることも多く、その方にちなんだ柄やデザインにするととっても喜ばれます。そして、可愛すぎて食べるのがもったいないと皆さん口々におっしゃるそう。「とっても嬉しいですが、パティシエとしては写真を撮ってすぐに食べてください! とお伝えしています(笑)」と由美子さん。見た目も可愛い、食べてもしっかり美味しい。もらった人が笑顔になるアイシングクッキー作り。手作りが好きな方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

写真 加藤郁夫 / 取材・文 日高愛子

店舗情報

  • 店名

    アイシングラボ

  • 住所

    ワークショップ情報などはインスタからご連絡ください

  • 営業時間・
    定休日

    【定休日】不定休

  • Instagram

    https://www.instagram.com/icing_lab/

写真:アイシングクッキー

アイシングクッキー

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