No.095牛肉のタルタル

牛肉のタルタル

ビストロの定番料理 牛肉のタルタル

フレンチをもっとカジュアルに楽しんでほしい

「フレンチをもっと気軽に楽しんでほしい。」との思いで、オープンしたという、大手町のビルの一角、ガラス張りでひと際目をひくフレンチビストロ「6 ème」は2019年2月にオープンしました。店主・玉井 宏明さんが、奥様の芽衣さんと一緒にお店を切り盛りしています。ナチュラルワインとアラカルトメニューを気軽に楽しめるとおひとり様もふらりと立ち寄りやすく、シェフの調理姿を見ながら、食事を楽しめ、カウンター席もおすすめです。店主の玉井さんは、東京やフランス、地元広島で、10年以上様々なフレンチ店で働いてきたそう。
フレンチ店で培った独自のセンスとこだわりの食材で作る創作料理の数々と、産地にこだわったナチュラルワインをカジュアルに楽しめると足繫く通う常連さんも多いといいます。

地元広島にビストロを開きたい

いつか地元広島でお店を持ちたいと思っていた2人は、お店を開くまで、東京で別々のお店で働きながら独立の準備を進めていたそう。お店を開く準備のため、広島に戻り、1年間ほど物件を探していたところ、やっと希望の物件が見つかり、店舗を決めてからは、3カ月という短い期間でオープン準備をしました。年末年始をはさんだため、内装工事がなかなか進まず、自分たちで壁を塗ったりと最後はバタバタとして大変でしたと笑う。内装にもこだわり、ヨーロッパのアンティークの椅子やテーブルが並び、天井も高く開放感のあるスタイリッシュな店内は、外から見ても素敵なお店だな、なんだろう? と思わず覗きたくなる雰囲気。夫婦の共通の趣味は旅行、2人で少し長めの休みを取って、様々な国へ出かけているとか。今まで行った国で良かった場所はどこですか? との質問に、2人とも「台湾!」と揃いの返答。食のエピソードが次々に出てくるのは、さすが料理人だなと感じました。

6 èmeのこだわり

料理で使用する野菜は、「有機栽培農家 どじょうや」や「梶谷農園」などから仕入れ、農家さんのこだわりの詰まった野菜を料理のアクセントに加え、彩りもキレイだと好評です。フードロスをなくしたいとの思いで、食材を最後まで使いきれるよう、日々工夫をしているそう。ワインは料理に寄り添うナチュラルワインを揃えています。器好きな2人、オープンキッチンのカウンターには様々な器が重ねられており、中には陶芸教室で手作りした器もあるとか。旅先で気に入った作家さんの器を色やサイズを指定してオーダーすることも。日本や海外にも好きな器の作家さんが多く、今でもどんどん器のコレクションが増えているといいます。料理と一緒に日本や世界中の器が楽しめるのも魅力のひとつです。

フレンチビストロの定番料理

店主おすすめの逸品は、フランスのワインビストロの定番料理「牛肉のタルタル」。店主のアレンジで合わせるソースなどを変えており、アラカルトメニューとして楽しめる看板メニューなのだそう。「梶谷農園」から届けられた新鮮な野菜やハーブを盛り付けに使用し、レアな牛肉との相性抜群で、ワインがついつい進みそう。アラカルトメニューは前菜からデザートメニューまで幅広く、一度食べるとまた次も来たいと思わせる魅力的なラインナップが揃います。作り手のこだわりを感じる季節の食材や、見た目も美しい創作料理の数々にファンも多い6ème。敷居が高いと思われがちのフレンチをもっとカジュアルに、こだわりのナチュラルワインを合わせて。何度でも足を運びたくなります。

写真 山本興 / 取材・文  三宅真理子

店舗情報

  • 店名

    6 ème (ロクエメ)

  • 住所

    〒730-0051 広島市中区大手町3-13-18-103A

  • 連絡先

    082-207-1600

  • 営業時間・
    定休日

    【営業時間】17:00~23:00 (L.O.21:00)
    【定休日】月曜日・不定休

  • Instagram

    https://www.instagram.com/6eme_hiroshima/

写真:牛肉のタルタル

牛肉のタルタル

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