No.008ボタンエビとカラスミの冷製カッペリーニ
修業時代に衝撃を受けた一皿は料理人としての原点に
衝撃を受けた忘れられない思い出の一皿
そんな泉さんには忘れられない一皿があります。それは「ボタンエビとカラスミの冷製カッペリーニ」。東京に出て間もないころ、勉強も兼ねて植竹シェフの店を訪れた泉さんは、そこでこの料理と出会いました。「衝撃的でした。盛り付けの華やかさ、おいしいのはもちろんのこと、コースの前菜にパスタが出ることにも驚きました」と泉さん。フルーツトマトのみを使い滑らかなソースにボタンエビとカラスミがマッチするパスタは、これから始まるコース料理への期待を高めてくれる一品なのだそう。10g程度のほんの少量のパスタを使う一皿から受けた衝撃は、泉さんにとって忘れられない思い出になっています。この思い出の品は、Rindaでも気まぐれに登場するのだそう。Rindaはアラカルトを楽しむスタイルの店なのでグランドメニューにはありませんが、コース料理の前菜として出ることもあるのだとか。タイミングが良ければ、出会えるかもしれません。
自分のスタイルを極め、より深みのある料理を追求したい
「自分のスタイルを変えずぶれないこと」を大切にしていると話す泉さん。お店のメニューもオープン以来ほとんど変えていないのだとか。「同じメニューをずっと作っていると、どんどん良くなっていくんです。作るたびにもっとこうしようと深めているので。メニュー名は同じでも、店を始めたころとは全く別物になっています」。特に泉さんが追求し続けているのが「肉料理」。シンプルにローストする肉の火入れには、とことんこだわり追求し続けています。
将来的には2店舗あるうちの1店舗に集中したいという泉さん。今考えているのは、人生の着地点への向かい方だといいます。「人生は登り方と降り方が大切」という先輩の言葉が胸に刺ささり、40代を迎え「自分の人生の着地点」を考えるようになったそう。ひたむきに料理の道を歩み続けてきた泉さんが目指す究極の店として、これからも進化し続けるRindaは、目が離せない存在です。
将来的には2店舗あるうちの1店舗に集中したいという泉さん。今考えているのは、人生の着地点への向かい方だといいます。「人生は登り方と降り方が大切」という先輩の言葉が胸に刺ささり、40代を迎え「自分の人生の着地点」を考えるようになったそう。ひたむきに料理の道を歩み続けてきた泉さんが目指す究極の店として、これからも進化し続けるRindaは、目が離せない存在です。
写真 加藤郁夫 / 取材・文 山名恭代
店舗情報
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店名
Rinda bar de espanola(リンダ バル ド エスパニョーラ)
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住所
〒733-0037 広島県広島市西区西観音町1-1 1F
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連絡先
082-942-3720
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営業時間・
定休日【営業時間】18:00~翌1:00
【定休日】不定休 -
Instagram
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地域共通
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ボタンエビとカラスミの冷製カッペリーニ