No.017デザインカプチーノ
笑顔を引き出す至福の一杯
クレマは誰もが自然体で笑える場所
「お客様を笑顔にする接客が大好き」という竹崎さんは、拠点を持つならカフェにすることを考えていたそう。ここでアドバイザーから経営者兼バリスタの道を歩み始めます。いざ始めてみると、経営者としての不安や孤独に押しつぶされそうになることや、「お客様を笑顔に」の思いが強すぎて、自分やスタッフが無理をしてしまうこともあったそう。それでも乗り越えてこれたのは、ここで笑顔になってくれるお客様や支えてくれるスタッフの笑顔があったからだと竹崎さんは話します。10周年を迎えた年、これまでの歩みを振り返り「人を笑顔にしたくて志したバリスタという仕事が、私自身を笑顔にしてくれている」ことに気が付いたといいます。「喜んでもらいたいと肩に力が入っていたんでしょうね」そんなに肩肘張らなくても竹崎さん周りにはいつも笑顔が溢れていて、その笑顔がまた竹崎さんを笑顔にしています。そのことに気が付いてからは、肩の力が抜けて心から仕事を楽しめるようになったそう。「一杯のカプチーノを通じて、お客様もスタッフも、もちろん私も。みんなが自然体で心地よくいられる、クレマはそんな場所であり続けたい」そう願う竹崎さんに会うために、出掛けてみませんか。
竹崎さんおすすめの逸品/デザインカプチーノ
竹崎さんがバリスタになって20年が経ち、コーヒーを取り巻く環境は大きく変わりました。自家焙煎の豆で提供する店も増える中、クレマではオープン以来変わらず、竹崎さんが信頼するロースターである門脇洋之氏に、オリジナルの焙煎を依頼しているのだそう。「バリスタに一番必要な仕事は接客。そこに力を注ぐ為にも、信頼できる焙煎士に頼っています」と竹崎さん。島根でカフェロッソを営む門脇氏は「全日本バリスタチャンピオンシップ」で共に競った仲間で、お互いの好みを知り尽くしている存在です。そんな門脇さんにオーダーするのは「アフターテイストにコーヒーの余韻が残せる豆」。カプチーノはエスプレッソとフォームミルクで作ります。フォームミルクの甘みやクリーミー感に負けず、飲み終わった後にしっかりコーヒーの余韻が残る、それこそがクレマのカプチーノ。「流行りに惑わされず、本来のエスプレッソの味を伝えながら、目の前のお客様の気持ちに寄り添えるようなデザインカプチーノを提供し続けていきたい」と竹崎さんは語ります。
写真 加藤郁夫 / 取材・文 山名恭代
店舗情報
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店名
latte art café Crema(ラテアートカフェ クレマ)
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住所
〒739-0142 広島県東広島市八本松東6丁目2-31八本松ガーデンプレイス
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連絡先
082-428-0646
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営業時間・
定休日【営業時間】11:00〜18:30(LO18:00) ※ランチタイム11:00~15:00
【定休日】火曜、第1月曜日 -
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