No.030旬野菜 畑の「葉菜束®(はなたば)」
葉も根も土も、野菜の一生を丸ごと全部味わう
目指すは「昔のあたりまえ農業」
「もともとここは牧場主さんが、牧草を育てていた畑なんです」農業研修を受けていたときに「広島市内中心部からも近く環境の良いところ」に農地と住居を探していた新谷さん。志和町で今の畑がある景色に強く惹かれ、持ち主との交渉を粘り強く重ねました。初めは断られることもありましたが、新谷さんの熱意が届きこの畑を譲り受けることに。除草剤や農薬を使わず牧草を育てていたこの土地は、新谷さんが思った通りの健康な土壌でした。
「健康な土はあらゆる微生物が共存しています。そこに住む虫も生える草も土を豊かにしてくれる貴重な存在です」そう語る新谷さんが目標にする農業は「昔はあたりまえに行われていた農法」。昔の人々が工夫をしながら営んできた、自然と共にある農業をお手本にしています。「自然の生態系を崩すことない環境で、たくましく育ってきた野菜のパワーも一緒に食べてもらいたいです」と新谷さんは笑顔で話してくれました。
野菜作りは自然と共にあるからこそ、ままならないこともあるといいます。「平成30年7月豪雨災害」では志和地区も被害を受けました。どじょうやの畑は表面の水が引いても、土壌に蓄えられた地下水の水位が高い状態が長く続いたのだそう。それにより根腐れをおこし枯れてしまう野菜が続出しました。「抵抗しようがないこと」とこの経験から得た学びをこれからの農業に生かし、今は農地の使い方を再考したり、加工品に力を入れたりしているそうです。「自分で育てた作物ももちろん、信頼している生産者さんのものを合わせたりして、自分がおいしいなと思える加工品にも挑戦していきたいですね」これからも新谷さんが繋いでくれる、自然の恵みが凝縮された「食べておいしい」ものが、たくさんの人を幸せにしてくれることでしょう。
「健康な土はあらゆる微生物が共存しています。そこに住む虫も生える草も土を豊かにしてくれる貴重な存在です」そう語る新谷さんが目標にする農業は「昔はあたりまえに行われていた農法」。昔の人々が工夫をしながら営んできた、自然と共にある農業をお手本にしています。「自然の生態系を崩すことない環境で、たくましく育ってきた野菜のパワーも一緒に食べてもらいたいです」と新谷さんは笑顔で話してくれました。
野菜作りは自然と共にあるからこそ、ままならないこともあるといいます。「平成30年7月豪雨災害」では志和地区も被害を受けました。どじょうやの畑は表面の水が引いても、土壌に蓄えられた地下水の水位が高い状態が長く続いたのだそう。それにより根腐れをおこし枯れてしまう野菜が続出しました。「抵抗しようがないこと」とこの経験から得た学びをこれからの農業に生かし、今は農地の使い方を再考したり、加工品に力を入れたりしているそうです。「自分で育てた作物ももちろん、信頼している生産者さんのものを合わせたりして、自分がおいしいなと思える加工品にも挑戦していきたいですね」これからも新谷さんが繋いでくれる、自然の恵みが凝縮された「食べておいしい」ものが、たくさんの人を幸せにしてくれることでしょう。
新谷さんおすすめの逸品/旬野菜 畑の「葉菜束®(はなたば)」
どうじょうやの土は、落ち葉や米糠、稲わら、醤油粕など、主に身近なところで手に入る植物由来の有機物で土づくりをしています。健康な土で育った「今の畑のオススメ」を花束のようにセットにしたのが、新谷さんの「葉菜束®」です。この日も畑を練り歩きながら、食べごろの野菜を組み合わせてくれました。「生でそのまま食べるとおいしいですよ。根っこや野菜の固いところでベジブロス(野菜出汁)にも使えます」
どじょうやのインスタグラムには、新聞紙でクルリと巻かれた「葉菜束®」を手に微笑む人々の写真が並びます。喜びに溢れる笑顔を引き立てる「葉菜束®」。大切な人に届けたくなる、そんな逸品がここにあります。
どじょうやのインスタグラムには、新聞紙でクルリと巻かれた「葉菜束®」を手に微笑む人々の写真が並びます。喜びに溢れる笑顔を引き立てる「葉菜束®」。大切な人に届けたくなる、そんな逸品がここにあります。
写真 加藤郁夫 / 取材・文 山名恭代
店舗情報
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店名
どじょうや
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住所
〒739-0267 広島県東広島市志和町別府1516-5
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連絡先
070-6690-4129
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営業時間・
定休日【営業時間】8:00~日没まで
【定休日】不定休 -
Instagram
旬野菜 畑の「葉菜束®(はなたば)」

