No.031プラネットリング
ゆっくり、のんびりな器づくりを一生の仕事に
最後に残ったのは陶芸だった
30代も終わりを迎えようとしたころ、下迫さんは自分の生き方について深く考えるように。「自分が出来ることで自分のペースで続けられること、それを一生の仕事にしよう」と自分自身を見つめ直す日々を送りました。そして最後に残ったのが陶芸。「一生できる仕事はこれしかない」と陶芸の道を歩むことを選びました。
「教室で教えること、作品作りをすること、どちらが欠けても私らしくない。陶芸を教えることで、作品作りの刺激をもらっている」と下迫さん。人に伝えたことはブーメランのように自分に返ってきて、その度に自分自身を見直すきっかけになると話します。「作品作りは自分自身との対話。誰かと比較するのではなく、自分がどれだけ納得するものが作れるか」ということを常に大切にしているそう。「自分と向き合うのは厳しいこと」と言いながらも「自分で選んだことなので、工房を持ってからは一度も陶芸を辞めたいと思ったことはない」と話します。「作品には自分の心が現れます。自分を良く見せようと作るのではなく、自分自身を磨き心が良くならないと、作品も教室もうまくいかない、そう思いながら日々陶芸と向き合っています」と語ってくれました。下迫さんはこれからも自分と向き合いながら、一歩一歩陶芸の道を歩み続けていくでしょう。
「教室で教えること、作品作りをすること、どちらが欠けても私らしくない。陶芸を教えることで、作品作りの刺激をもらっている」と下迫さん。人に伝えたことはブーメランのように自分に返ってきて、その度に自分自身を見直すきっかけになると話します。「作品作りは自分自身との対話。誰かと比較するのではなく、自分がどれだけ納得するものが作れるか」ということを常に大切にしているそう。「自分と向き合うのは厳しいこと」と言いながらも「自分で選んだことなので、工房を持ってからは一度も陶芸を辞めたいと思ったことはない」と話します。「作品には自分の心が現れます。自分を良く見せようと作るのではなく、自分自身を磨き心が良くならないと、作品も教室もうまくいかない、そう思いながら日々陶芸と向き合っています」と語ってくれました。下迫さんはこれからも自分と向き合いながら、一歩一歩陶芸の道を歩み続けていくでしょう。
下迫さんおすすめの逸品/プラネットリング
直径30センチはある大きなドーナッツ型の作品は、一輪挿しの花器。普段使いができる器を作る下迫さんですが、中でも好きなのは花器を作ることなのだそう。「形に決まりが無く自由な花器は、さまざまな挑戦ができますね。中でも一輪挿しは最も好きなアイテムです」と話してくれました。信楽の土を主に使う下迫さんの作品は、ザラザラとした素朴な手触りの質感が特徴です。ここ数年、下迫さんがテーマにしているのは、宇宙・惑星をイメージした「プラネットシリーズ」。ブルーとグリーンが絶妙に混ざった下迫さんが思い描く色を追求しています。工房を開いてから毎年1回開催するという展示会に合わせて作った今年の作品は、「自分がイメージする地球っぽい色合いが出せた」と下迫さんのお気に入りのひとつに。
下迫さんの教室は、毎月第2・第4木曜と日曜に開かれています。お試し体験コースもあるので、あなたも陶芸の世界に触れてみませんか。
下迫さんの教室は、毎月第2・第4木曜と日曜に開かれています。お試し体験コースもあるので、あなたも陶芸の世界に触れてみませんか。
写真 加藤郁夫 / 取材・文 山名恭代
店舗情報
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店名
ぽれぽれ工房
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住所
〒725-0012 広島県竹原市下野町2172-1
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連絡先
090-7137-3528
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営業時間・
定休日【営業時間】10:00~17:00
【定休日】不定休 -
HP
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Instagram
プラネットリング